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大学院特別講義十一週目


 大学院特別講義十一週目(6/29)、今回は外部講師としてプレーンで代表をしていらっしゃる渡辺 弘明さんに講義をしていただいた。

 

 講義の初めに渡辺さんのデザインに対する美学、思考について聞いた。デザインをする事とは製品を開発する事そのものであり、機能などと合わせてこれ以上単純化できない、というところまで削ぎ落とす事がデザイン活動であるとおっしゃっていた。アールがついている製品は意外と使いにくいことが多く、さらに言うと「美を目的としたデザイン活動を行わなず、結果として美を感じる」ということを考えているという、そういう観点から言うと日本のものはとても美しいらしい。機能を考える上で、何かに特化した機能を持つものは美しいと、渡辺さんのデザインしたステーキナイフを見て感じた。マナー的な観点からステーキナイフは右手でしか使わないことを見出し、そこに美しさを与えた。問題発見ではないが、そう言ったような、当たり前になりすぎて気にしないポイントをいかにアイディアとして昇華させるかどうかが難しいところであると感じた。

 

 自分はプロダクト専攻なので、プロダクトデザイナーの渡辺さんのお話はどれも興味深かったが、その中でも自分がこの特別講義の中で一番心に残った、というより自分も実践していかねばならないと思ったのは、当たり前を疑うということである。人のためのデザインをするために問題発見は必要不可欠だが、一番近くにある問題が普段の生活に馴染みすぎて見つけることができないことがある。それらの問題を発見するために「当たり前を疑う」ということを実践していこうと思う。そのために日々の生活の中でアンテナを広げ、深く観察をすることが重要だとこの講義の中で感じた。まだまだ気づいていないだけで問題は生活の中にたくさん潜んでいるように感じるし、問題を作り出すきっかけになりうるものもたくさん潜んでいるだろう。それらを発見するために、この講義の中で得たものを活かしていこうと思う。